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「待ち合わせの森」

大川友希<日本>

Photo:Keizo Kioku

珠洲の祭りにふれた作家は、祭りとは人々が会いたい人に会える約束の場所であると考えた。記憶と思いを繋ぎ合わせ、「祭り」という場を作り続けることで歴史は紡がれてきたのではないか。役目を終えたキリコと古着を裂いて結びなおした紐を用いて、草木が生い茂る森のように豊かな、数多の記憶で埋め尽くされた約束の場所をつくる。

ARTIST

大川友希

日本

2012年愛知県立芸術大学/彫刻専攻卒業。
物に残る記憶や時間、思い出の断片を掘り下げ、繋げて、新たな時間のかたちとして再構成した立体作品やインスタレーション作品を制作。 2013年天明屋尚プロデュースによるTENGAIGALLERYにて個展。その後も、個展開催や企画展に参加。2018年NYにて古着を集め、滞在制作と展覧会を開催。最近では、古着を用いたWSや建築家/湊健雄と共に依頼者の古着で家具を作り替えるプロジェクトにも力を入れている。

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Photo:Keizo Kioku