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「静かに佇む」

久野彩子<日本>

Photo:Keizo Kioku

農具を用いたインスタレーション作品。朽ちた農機具や使い古された農具の欠けや割れ目に、かつて北前船の寄港地として栄えた街の風景に見立てられた、細密な金属の造形物を接着する。
少しずつ変化しながら堆積し、受け継がれてきた街の歴史や過去の姿を重ね合わせ、まだ見ぬ新たな風景を現出させる。

ARTIST

久野彩子

日本

1983年東京都生まれ。
2008年武蔵野美術大学工芸工業デザイン科金工専攻卒業、2010年東京芸術大学大学院美術研究科工芸専攻(鋳金)修士課程修了。現在東京在住。 主な展覧会に「line」(アートフロントギャラリー/2020)、アペルト11「都市のメタモルフォーゼ」(金沢21世紀美術館 長期インスタレーションルーム/2019)、平成30年度特別展「金属工芸」(金沢市立安江金箔工芸館/2018)、「第3回金沢・世界工芸トリエンナーレ」(金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA / 2017)など。   

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